□投稿者/ FUFUFU 一般人(12回)-(2008/06/13(金) 04:30:06)
| ■No5711に返信(テツヤさんの記事)
詳細な説明をありがとうございます。 かなりな部分、理解出来ました。
1.メモリについて
メモリを突っついても安定動作すれば、接触不良の心配がなくなる、ということですね。 それを確認している、ということですね。
確かに、テツヤさんの言うことは理解出来ます。 ただし、問題があります。 それは、あなたの書いた、 「私は昔、産業用ではあるが、仕事でマイコン基板であれこれやって来た。」 この部分です。 つまり、あなたはプロの技術者であり、パソコンの中身に直接触れる仕事をしていたわけです。 ですから、あなたは、プリント基板などを触る上での経験を持っています。 そして、メモリを突っつくという検査方法は、その、あなたの経験があってこそ、出来ることなのです。
ご自分で意識しているかどうかはわかりませんが、 メモリを見たとき、自然に「触れる場所」「触ってはいけない場所」を判別しているはずです。 また、同じように「どのくらいの力を基板にかけるか」ということも、わかっているのです。 あなたには、経験があるからです。
ところが、初心者掲示板で質問する人は、あなたのような経験を持っていません。 ですから、触ってはいけないメモリの足部分を持って、感電する可能性もあります。 「突っつく」と書かれれば、棒で思いっきり強くメモリを突っつくかもしれないのです。 何も反応がなかったら、逆におかしいと思って、コネクタからはずれるほど、メモリを動かすかもしれないのです。
そんなバカなことはしない、と思うかもしれませんが、初心者は、やる可能性があるのです。
わたしが言っている「危険」とは、このようなことです。
リンクの問題の時、まちゅさんが書いた、
>質問者はテツヤさんよりパソコン知識が低い可能性が高いです。 >その方に調査をさせるのはまずいです。
このことは、ハードウェアについても、同じことなのです。
初心者に、電気の流れているハードウェアに触る、というようなアドバイスは、してはいけないのです。 だから、他の方々も非難するのです。 そこを、理解してください。
2.電解コンデンサについて
テツヤさんがマイコン基板関係の仕事をしていたとき、まさに四級塩電解コンデンサが、大量に使われていたのだと思います。 これは、全メーカーが出していたので、液漏れのメカニズムが解明されるまで、使われていました。 それが、1987〜1996年の10年間です。
解明されたメカニズムは、 ・充放電を行うと、マイナス極側に強アルカリ成分が析出 ・これが、電解液の水分に溶け込んで強アルカリになる ・この強アルカリ液がコンデンサのリードの表面を腐食 ・液漏れが始まる ・漏れた強アルカリ液が、部品やパターンを浸食する というものです。 テツヤさんのおっしゃる、液漏れの影響と一致します。
電気分解によって、というのは間違いですが、おそらく、このメカニズムが解明される前に、 原因として考えられていた、俗説ではないでしょうか。
そして、この問題以降は、自動で液漏れのするコンデンサは、製造されていません。 ですから、いま使われている電解コンデンサで、液漏れしていたら、それは破損であり、交換が必須なのです。 下の「電解コンデンサの大量死 テンプレサイト」を見てください。
電解コンデンサでは、次のような問題が起こりました。 私が、質問者に電解コンデンサの確認を求める場合は、これが原因かもしれないと思っているときです。
2000-2002年 台湾製不良コンデンサ大量死問題 電解液の不良による水素ガスの異常発生→破裂→起動不能 参考:電解コンデンサの大量死 テンプレサイト http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/6445/condenser/ (もう古いのでリンク切れもありますが)
その他、こんなのもありました。 2005年 ニチコン製不良コンデンサ問題 単なる製造ミスで、電解液の詰めすぎ。 DellのサーバーやMacG5で不良発生。
というように、コンデンサも大分変わっています。 ですから、四級塩電解コンデンサの知識は、90年代に作られた、ビデオデッキやAV機器の修理に生かしてください。 しかし、2000年以降に製造されているパソコンには、この知識は、当てはまらないのです。 無理に当てはめると、間違った回答になってしまいます。 新しい知識を、身につけてください。
なお、コンデンサの資料は、PDFでメーカーからダウンロード出来ます。 日本ケミコン http://www.chemi-con.co.jp/catalog_j/top.html ニチコン http://www.nichicon.co.jp/products/index.html
3.BIOSについて
テツヤさんは、質問者のパソコンの動作が変化しているのを、読み落としています。 質問者のパソコンは、質問を重ねている最中に壊れてきたのです。
はじめは、 BIOS−問題なし、WinME−インストール可、WinXP−インストール不可 だったのですが、途中から BIOS−遅い となっています。まあ、故障の前兆だったのでしょう。
そして、BIOSに対して、HDDにインストールされたOSが影響を与えることはありません。 HDDを取り外しても、BIOSは起動出来ますから。 質問者は、HDDも交換していますから、なおさらです。
4.最後にもう一度お願い
>だから、PCの型番がわかった所で調べています。
質問者は、はじめから型番を書いています。 同じ間違いをしないためにも、回答を書く前に検索してください。
|
|