| 白熱電球に限らず、蛍光灯についても電灯がつかなくなることを「切れる」と表現することがよくあります。
「切れる」という言葉は「切断する」という意味としてよく使われる言葉ではありますが、繋がらなくなるとか、続かなくなるとか、正常に動作しなくなる等の意味として使われることもあります。
「電灯が正常に点灯しなくなること」についても「電灯(電球・蛍光灯)が切れた」という表現を行うことは一般化しているように思います。 バックライトについても、その名のとおり「後ろから照らしているライト=電灯」ですので、それが点灯しなくなること=切れたと表現することは、一般人にとってはわかりやすい表現ではないでしょうか。
正確な表現を使うことはもちろん重要なことです。 それと共に、たとえを使うなりして多少不正確でも「わかりやすい表現」を使うことも大切だと思います。
物理的に断線が生じて使えなくなった電灯と、線は繋がっているが正常に動作することができなくなった電灯とは、「物理的に壊れた」と「正常に動作しなくなった」という違いはありますが、そのままでは使えず、交換するほかないという点ではかわりはありません。
わかりやすい表現と言うことで自分もよく「切れた」と表現しています。 間違った表現だとまでは思っていませんが、確かに不正確な表現かも知れません。 より正確で、かつ素人の方にもわかりやすい表現をということであるならば、たとえば次のような書き方ではいかがでしょうか。
バックライトという液晶画面を裏から照らしているライトが点灯しなくなってしまったことが原因です。いわゆる「電球が切れた」というような状態です。
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