↑モバイル 現状分析 ノート型パソコン 東芝リブレット 東芝GENIO カシオペア NECモバイルギア シャープザウルス

モバイルの現状分析

モバイルの現状を分析し、どういった成功例があるのか?失敗例があるのかをまとめた。
日経パソコン1997.9.8記事内容も一部含む

1.持ち運ぶには重たい・・・1kgが限界らしい
 いつでもどこでも持ち歩いて使いたいのがモバイルの原点。
許せる重さとして、車での移動が中心ならどこのメーカーのノート型パソコンでもいい。
しかし、歩いて持ち運ぶのであれば1kg以下が必須条件となるらしい。
 私自身、pc−9821ls12をバックに入れて5.0kgを持ち歩くこともあるが、セミナーのための器材としての位置づけ、パソコンを普及するんだといった使命感のためか重さは重要視していなかった。

2.導入コストの問題・・・ノート型パソコンとCD−ROMやPHSなどで30〜40万
 携帯性を重視したノートは小さく作るためには技術が必要となり、高くなる。
それにノート型でもA4サイズは売れるが、小型軽量型はそれほど売れないため高くなる。

3.運用コストの問題・・・通話料も馬鹿にならない
 一つの試算として東京都内を回る営業マンが朝晩1回ずつメールを読むため都内にある会社へ 1回あたり5分接続する。月20日とすれば1万〜1万5000円の電話代となる。
 安く済ませる方法としてポケット・マルチメディア・アクセスライン方式として全国一律1分13円 というのもある。DDIポケットが実施。

4.バッテリーの問題・・・連続使用で1〜2時間程度
 メーカーにより異なるが何らかの省エネモードがあるので活用する。
・液晶の明るさはできる限り暗くする。・PCカードは必要ないときは抜いておく。
・サスペンドモードではなく電源を切っておく。・逆に起動時も大きな電力を消費することも注意。

5.どこでも使えるのか・・・意外に多いモバイルお断り
 病院内でのPHS・携帯電話の使用は断られることが多い。通話せずに電子手帳として使う。
 キーボードの入力音が意外にうるさいらしい。
 車での移動中も危ないので止めたほうがよい。
 交通機関での利用はいいかも知れない。山の手線程度の電車速度ではPHSでの通話はできるよう。
 立地条件に注意。建物の窓側はいいが奥はだめといったこともある。中継アンテナを使用して解決。
 PHSは高いところは意外に弱い。PHSアンテナは下方向の指向性を持っているためらしい。
 電話ボックスでのグレーの電話にパソコンをモデム経由でつなぐならば確実に通信ができる。
 (全国の通信ができるグレー電話の設置場所はNIFTY−SERVEのFISDNにあるそう)

6.設定や操作が難しい・・・情報収集と準備が大切
 住所を入力するだけでもパソコン起動に時間がかかり、使い物にならないと評価する方もいる。
 PHS経由でインターネットに接続しようとしてトラブルになると問題の所在を明らかにしないとパソコンメーカー、PHS事業者、プロバイダのいずれも面倒を見てくれないことが多い。
 対策としては日ごろから情報を集めてその時に備えるしかない。

7.会社との連携・・・社内メールを会社外から読み書きすることは危険も伴なう
 会社内のシステム部の協力があって初めてリモートアクセスができる。
 逆にうまく行っている例もある。

8.緊急時の対策も考えておく・・・壊れる可能性が大きい
 持ち運んで使う分、壊れる率が高い。データのバックアップは取っておく必要がある。逆にバックアップを上手くしておけばメリットも大。


9.参考HP
 モバイル専科 秋葉原、日本橋にあるお店。通信販売もしている。
 TeleAdapt社 HOMEGATE社 海外でのモバイル通信情報が満載。