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桐(データベース)ソフトを用いたデータの有効利用方法をまとめる
1.表計算ソフトとデータベースソフトの違い
1.1表計算ソフトは2次元的な表現は得意だが、3次元は不得意。
2次元とは縦と横、例えば商品と支店名など。以下の様な表
| 金沢本店 | 七尾支店 | 羽咋支店 | 合計 |
テレビ | 10000 | 2000 | 1800 | − |
ラジオ | 12500 | 1850 | 1780 | − |
洗濯機 | 14510 | 2500 | 2500 | − |
冷蔵庫 | 48500 | 3010 | 2260 | − |
3次元とは以上の表に奥行きが追加される。例えば、日時など。
1.2表計算ソフトは表の自由度が高く、パソコン初心者でも即、有効な使い方ができる。
1.3データベースソフトは単独の表としての自由度は低いが、違う表のやり取りは得意。
例えば、社員の住所録を入力した時に別の郵便番号簿から郵便番号に対応した住所を引っ張ってくる。
5桁の郵便番号なら郡市名まで、7桁の郵便番号なら町名まで決まる。
1.4表計算ソフトで給与計算した場合
手軽に作ろうとした場合は、一つの表の中に給与明細表、社員表、賃金の元となる職務給や
加給表を作るしかない。
もし、1つの表に全て入っていた場合、データが壊れた場合に回復が難しい。
逆に表をわけた場合にはプログラムを組む必要にもなる。
1.5データベースソフトで給与計算した場合
項目の異なる単位で表を設計し、入力することにより、データの保全性が計られている。
表テーブルとして計算式を持つので文字や数字を入れるだけで計算してくれる。
給与計算だけでなく、今後のパソコン活用する時の元データとして使える。
2.表の設計
個人台帳(KOJIN.TBL):社員個人の情報だけにとどめる
項目名(補足説明) | データ型 | 条件など |
CD(社員コード) | 文字 | 半角 |
名前 | 文字 | 全角 |
年生(生まれた年) | 数値、西暦 | |
月生(生まれた月) | 数値 | |
日生(生まれた日) | 数値 | |
年齢 | 数値 | 誕生日から年齢を計算する |
年入社(入社した年) | 数値、西暦 | |
月入社(入社した月) | 数値 | |
日入社(入社した日) | 数値 | |
勤務年 | 数値 | 入社日から勤務年数を計算する |
〒(郵便番号) | 文字 | 半角 |
住所1(県郡市名) | 文字 | 全角 |
住所2(番地など) | 文字 | 全角、半角 |
住所3(アパート名など) | 文字 | 全角、半角 |
TEL | 文字 | 半角 |
趣味など? | 文字 | 全角、半角 |
給与に関係する項目 | 数値 | |
賃金台帳(TIN01.TBL):社内での取り決めた項目だけまとめる
項目名 | データ型 | 条件など |
年齢 | 数値 | 基本となる年齢 |
年齢給 | 通貨 | 年齢に応じた基本給、 年齢が1歳若い社員の給与にピッチ分を加算する |
ピッチ | 通貨 | 加算給分の金額 |
給与台帳(KYUYO.TBL):年月を入力することで過去のデータとの比較も可能となる
項目名 | データ型 | 条件など |
年給与(給与の支払い年) | 数値 | |
月給与(給与の支払い月) | 数値 | |
CD(社員コード) | 文字 | 半角 |
年齢 | 数値 | 社員コードから年齢を求める |
基本給 | 通貨 | 社員コード、年齢を加味し、求まる基本となる給与額 |